7月中旬頃からスイカがおいしい季節になりますが、甘いメロンも贅沢にたっぷり味わえる時期になっています。さらにデザートやお菓子作りにも利用できるジューシーメロンは色々と役立つことは理解しています。
そんなメロンを購入する時に失敗しないために見た目の外観はもちろん、ニオイや、中身の変化にも気をつけなければいけません。
スイカを選択時に、果皮の形が美しく、少々模様が鮮明であれば上手いということが分かりますが、メロンと違って甘い香りを嗅ぐことが難しく、見た目と叩いた時にしっかり音が鳴るスイカを選択しなければいけない。
その点を含めると、メロンより選び方が複雑で割ってみないと分からない事が多いです。つまり、おいしいスイカを選ぶ様にメロンも同じように選ばないと、結果がまずい方向へ行くかもしれません。
おいしいメロンの見分け方
■ニオイを嗅いでみる。
メロンを手に取り、そのままの状態でニオイを嗅いで甘い香りがまったくしない!そんなメロンが合ったら購入しない方が良いです。熟したメロンは蜂蜜のような甘い香りがあります。まったく匂いしない場合は、外見が緑色か、熟していない状態です。
■外観で判断してみる。
見た目が美しい状態とは、枝から実までヘタがしっかりしていて、表面の網目模様が均一で綺麗であり、汚れが一切付いていないメロンです。枝が太いということは、成長中にしっかり栄養を溜め込んだ証になります。網目模様が太く浮かんでおり、均一だということは、栽培管理が徹底されたところで、栽培されていることが分かります。
■音で食べ頃なのかを確認してみる。
手に持って重ければ最高に良いメロンですが、食べ頃が分からない時は、軽く叩いてみて、食べ頃を判断してみて下さい。やり方は簡単、メロンの横のほうに耳をあてて、底の部分の中心を指で軽く叩いてみる。その音が低いと、おいしく食べられます。ちなみに音が高い場合は、熟していないサインです。
メロンを食べてお腹を壊した話
数年前、和歌山の叔父さんから実家にメロンが届いたと母から連絡が来ました。
さっそく、夕方取りに行って、久しぶりの網目模様に再会を果たしました。大きな箱を見てみると、甘い香りが部屋中に広がり、見た目も最高に良いメロンがダンボールに四つも入っているじゃないか!
私一人でメロンひとつを独占し、家に持ち帰り食べる予定でしたが、ふと思いついた様に明日まるまる一個食べてみたい、食べたら幸せになるはずと思い、その日は我慢し、翌日いっぱい食べました。
これが後々の悲劇に繋がる訳です。
朝はメロンと牛乳のジュースを作り、軽めに堪能し、昼からメロンを丸くくり抜きワイングラスにリキュールを注ぎ、朝からほろ酔い気分で過ごす。(この時点でメロンを半分も食べています)。
朝・昼共にまともに食事を食べていなかったので、夕飯はガッチリとしたものを食べた後に、デザートに半分切られたメロンの穴を活用したいと考えて、氷を細かく削り穴に投入し、とてもおいしいかき氷になりました。
メロンまるまる一個を一日ですべて食べつくし、満足しましたが、その後吐き気に襲われたり、お尻が破壊されるぐらいお腹を壊す事件がありました。
何時間もトイレから出たり入ったりを繰り返すまるで食中毒になった様に衰弱したことをいまでも覚えています。
メロンと相性が悪い食材が原因
今までメロンの品質が悪かったんだと、考えていましたが、実際は食べ方のすべてが問題でした。牛乳や乳製品、アルコール、冷たい水などはメロンとは相性が悪いことを最近知りました。
水分の量も多い、体を冷やすものにメロンが挙げられます。これに加えて、牛乳には下剤効果があり、メロンには利尿作用もあります。さらにアルコールに含まれる難消化性糖質を多量に摂取すると、お腹が緩くなります。(過去に戻ってこのことを知らせたいです)。
そもそも空腹の時にやってしまったことで、お腹を壊すという結果を生み出してしまいました。授乳中のお母さんや、皆さんもお腹を痛くするような食べ方は避けましょう。(今もメロンを見ると蘇るトラウマに苦しんでいます)。
消化性潰瘍や十二指腸潰瘍などの疾患を患っている人が私みたいなメロンの食べ方をしてしまうと、考えたらゾッとします。