今では信じられないような速さで無料Wi-Fiが使える場所が増えています。利用者の多くが、カフェなどで、コーヒーを飲みながら座って、仕事をこなす”ノマド”と呼ばれる働き方や、もしくはネットサーフィン「Twitter、Facebook、電子メール」などを確認するために使ったりします。
公衆無線LAN便利なサービスだけど、その反面、無料Wi-Fiを設置している側や個人にセキュリティ認識の甘さがあると、IDやパスワードなどといった重要な個人情報を知らぬ間に盗まれる事もあります。
そうならないように公共のWi-Fiネットワークを安全に使うための情報をご紹介する。
無料Wi-Fiの危険性
公共施設のWi-Fi(ワイファイ)は自宅で使うものと違い暗号化キー(パスワード)が公開されていたり、暗号化のレベルが低かったりする場合があります。
そのような状態だと、悪意ある第三者が簡単に無線を利用し、無料Wi-Fiの利用者の情報を盗み取りやすい状況を作りやすくしてしまうというワケです。
とくに鍵アイコンがない無料Wi-Fiを選んでしまうと、ハッカーの作ったワナにはまってしまう可能性が高いです。手続きなしで気軽にネットに接続できるので、「使いたい」と誰でも思ってしまいがちですが、盗聴されたり、ハッキングされる被害が多いという。
この事を初めて知った人なら戸惑ってしまうことも多いと思うんです。
誰一人被害を受けずにWi-Fiネットワークを利用し、安全・快適にパソコンやスマホを使いたいものです。
公衆無線を安全に使うために詳しく解説していきます。
共有設定を無効にする
自宅で仕事をする時は安全にWiFi接続して、コンピュータ内に展開する「グリッド」を利用して、プリンターやテレビなどのデバイスをオープンアクセスでファイルを共有することができます。
しかし、公共の場所では、セキュリティ上、ネットワーク共有のオプションを無効にすることをお勧めします。WindowsやMacを利用している場合は、これらの設定は必ず確認するようにしておいて欲しいです。
Windows7:ネットワークとインターネット接続の画面を開き、[コントロールパネル]を開きます。コントロールセンターネットワークと共有し、選択してホームグループと共有のオプションをクリックします。それから共有の詳細設定を変更します。
ここでやるべきことは、プリンター共有のアクセスをオフにし、検索ネットワークをオフにしてアクセスする必要があります。パブリックネットワークのとしてこれを指定した場合、公共の場所にあるネットワークに接続します。なので、ネットワークの共有は「無効」する。
Mac OS X:アップルマークをクリックし、システム環境設定に移動します。「ファイル共有」チェックボックスを選択し、すべてのボックスのチェックを外します。パブリックフォルダがあれば、すべて停止するほうが良いです。
ファイアウォールの設定
ほとんどすべてOSのものには最低限のファイアウォールが付いています。これは自分以外の誰かが簡単にコンピュータに入ることができないようにするための設定です。
基本的に、ファイアーウォールの設定は自動的に構成されますが、しっかりと働いていないと困るので、念のために確認することができます。
Windows:コントロールパネル→システムとセキュリティ→Windowsファイアウォールの状態の確認ができます。
Mac:システム環境設定→セキュリティ→ファイアウォールの状態の確認ができます。
Windowsや、OS Xを使う場合、一部のプログラムやアップデートについて、「ファイアウォールによるプログラムの許可」をクリックすることで、コンピュータへのオープンアクセスを許可するように設定することができます。
しかし、知識がないままいろいろ触ってしてしまうと、ややこしいことになるので、注意が必要です。高度な設定になるので、専門の書籍や信頼できるサイトを利用して設定するようにしてください。
SSLを使用してください
ウェブサイトがSSL(情報暗号化システム)で暗号化されていないと、メールアカウントやパスワードが簡単に盗み見されることになります。最悪、端末が乗っ取られてしまうことも起きるかもしれません。
こうしたリスクを回避するべく、お使いのPCとウェブサイトとの間を暗号化データにする必要があります。(例えば、インターネットアクセスを必要とするアプリケーション、メールクライアントを使用する場合)に役に立ちます。
アドレスバーを意識しないとあまり見ることはけど、URLが「https」になっているかを確認することが大切です。情報を共有する場合、「https」の中の「s」が常に存在することを確認することをお勧めします。
とくにネットバンキングや通販サイトなど個人情報を利用したり、送信する場合はサイトへのアクセスは避けたほうがよい。
重要な情報をやりとりする際は、サイトがSSLで暗号化されていることを確かめてから使うようにして下さい。
仮想プライベートネットワークを使う
残念ながらすべてのサイトは、SSLが使用されているわけではありません。こんな時はVPN(仮想プ仮想プライベートネットワーク)を介した通信を行うことで、第三者が簡単に使えないプライベートな自分だけのネットワークです。
これにより、安全性が高まり、プライベートネットワークで作業しているかのよう、公共のWi-Fiネットワークを利用することができます。
個人での利用にはややハードルが高いですが、やる価値は十分あります。
セキュリティー対策の基本
セキュリティーソフトの導入と最新バージョンへの更新を忘れてしまうと、第三者に攻撃されるリスクが高くなってしまいます。何も対策を講じなければ丸裸状態のままMacやWindowsといったデバイスが被害を受ける事になります。
当たり前ですが、端末ごとのセキュリティーソフト導入や最新の更新情報をやっておきましょう。
また信用できる公衆無線LANが見つからない時はスマートフォンをモバイルルーターにすることで、安全度の高いプライベートネットワークになります。この使い方は、Wi-Fiテザリングの賢い使い方です。
「Wi-Fiネットワーク」スイッチをオフにする。単純な話、インターネットを使用していない時は無線LANをオフすれば、誰も自分の端末にアクセスすることはないということです。安全が確保されるだけでなく、バッテリーの節約につながります。
重要なやりとりや個人情報を共有することを避ける。暗号化(SSIDの横に鍵マーク)が付いていても暗号化されていないメールや通販サイトなど個人情報を送信することが無いようにしましょう。個人情報が必要なサイトは利用しない対策が必要ということです。